桜田淳子さんは、1991年に映画 曼荼羅 若き日の弘法大師で喜姫(きじょう)役を演じた。〜物語〜 大学寮・明経科。佐伯野魚(後の空海)は入学後一年足らずでそこを退学、自動的に約束されていた出世への道を捨ててしまった。己の真理を求めて山野に身を投じたのである。ある日、山中で真魚は、舞を舞っていた喜姫と梛という二人の娘に出会う。唐生まれの喜姫は、彼にとって初めての唐との接触だった。同じ頃、淡路の早良親王陵では、梛の幼なじみの小槌と安底利が苦役を強いられている農民達を逃がそうとしていた。安底利は深い傷を負い、後日、偶然真魚に助けられる。